酸いも、甘いも

思ったように気が向くままに。

永遠なんて無いとわかった日に終わった気持ちと、いつか終わる日のための気持ち


私は自宅と大学間の通学時間が往復4時間ほどかかるので、最近よくはてなブログのグループ登録機能のジャニーズに登録されているブログの新着ブログを見ている。

今日も大学から帰宅するために電車に乗り、いつも通りに新着ブログの中で気になるブログを探していた。するとこのブログを書かれている方の田口くんの脱退の件に関するブログを見つけた。

NEWSのファンの方の目線から書かれている例の件についてのブログは、実際にメンバーが脱退しているグループのファンだからこその田口くんに対する無念のような悲しみに満ちていて、とても考えさせられる内容だった。

そのブログの記事を読んだ後に、この方の書く文章の感じが好きだなあっと思ったので、他のブログ記事も読んでみようと思いブログ内ランキングを見た。そのランキングの中で2位にあったブログ記事のタイトルに目がいったので読んでみた。内容は端的に言うと、2011年10月7日にNEWSを脱退した2人に対してのこの方の思いを書いたものである。

読み終わった後、少しの涙とやりきれない虚しさと共感を感じ、心の中で抑えられないと思ったから言葉に出してみようと思う。ブログに対しての感想というより、ブログを読んで思い出した、私があの4年前の脱退のあの日の気持ちといまの気持ちを。


herodontsing.hatenablog.com

 私は今、安田くん担としてエイトを応援している。

けれどこのヲタクスタイルになったのは4年前ぐらいからで、その前は担当はNEWSの加藤くんでNEWSとエイトを応援していた。まず、中3でジャニヲタになったきっかけ自体、カラオケでたまたま『星をめざして』のPVの加藤くんに一目惚れしたからだった。

カラオケでの一目惚れから加藤くんがどんな人かを調べ始めてNEWSを知っていき、それと同時期に幼馴染から関ジャニ∞をグイグイ進められて関ジャニ∞にも興味を持った。そして関ジャニ∞についても調べ始めていくうちに安田くんが好きになった。

そんな感じで加藤くんからNEWSを、関ジャニ∞から安田くんを知って、好きになって、応援するようになっていった。加藤くんも安田くんも大好きだったけど、担当という名前で誰かを挙げるなら加藤くんだった。理由は今はもう思い出せないけど、ジャニーズで初めて好きになった人だったから特別だったんだと思う。

そんな応援の仕方でジャニヲタをしていた私に、あの日が訪れた。

4年前のあの日、テレビを見ている最中に速報で「NEWS山下智久錦戸亮グループ脱退」の文字が流れたのをリアルタイムで目にした。

一瞬意味がわからなかった。いや、意味を理解したくなかった。脱退ってなに?という気持ちで頭は真っ白だったし、小一時間ほど何も出来ずにただただ座り込んでいた。

私は6人のNEWSが大好きだった。P亮のマブダチコンビ、引くぐらい仲がいいコヤシゲ、ハーモニーのテゴマスという鉄板の組み合わせは当たり前に好きだったし、特に錦戸くんと加藤くんのお互い関係間を徐々に詰めていってる関係がたまらなくその当時は好きだった。そんなメンバーの関係性を見続けること、歌番組やLIVEステージでのキラキラした姿、あの頃夢に描いてたメンバー全員での冠バラエティ番組、すべてあの一夜にテレビで流れた一文で無くなってしまった。

いま思うと、あの日が訪れるまでに予兆はあった。2010年の秋頃にあった東阪ドームツアーとシングル発売以降、月刊のアイドル雑誌でしかNEWSはNEWSとして世に出ていなかったのだ。

その予兆ですら当時はNEWSの未来はあると信じて気にしないようにしていた、メンバーの脱退はその矢先の出来事だったのだ。そりゃ頭も真っ白になる。

落ち着いてきてから思ったのは、NEWSに対しての失望と錦戸くんに対してのやるせなさ、山下くんに対しての怒りだった。

本来なら、NEWSの未来を案じるのだと思うけれど、私は失望しか感じれなかった。大好きで大好きで、まだまだグループとして活動があるはずと信じ続けていた心が折れてしまった。一度折れた心はなかなか戻らない。なんなら今も戻ってない。戻す気もない。もう6人ではないから。

錦戸くんに対してのやるせなさを感じるのは、私がエイトのファンでもあるからかもしれない。どう考えても2009年〜2010年頃から人気がより軌道に乗って活動が増えたエイトとNEWSを両立は出来ない。過労死してしまう。現にあの頃の彼はすごくガリガリで、見ていて心配だった。もっとNEWSでアイドルアイドルしてる亮ちゃんを見ていたかったのが本心だけど、彼が掛け持ちであるからには訪れる結果がついにきたなあ、と思いやるせなくなった。それに錦戸くんは脱退報道後にエイトでMステに出演した際、簡単ではあるが全国放送番組内という公の場で、脱退について彼の言葉で話をしてくれたのも救われた。あの話をしている時やあの日のMステ中、彼の顔は見ているこっちが泣きたくなるような表情だった。

山下くんに対する怒りは、彼のために結成されたとまで言われていたNEWSを、結成するきっかけになった本人が辞めることの無責任さに怒りが収まらなかった。公の場で脱退についての話は未だされていないし、あえて唯一本人が話した場所が山下くんのソロコンサート内ってところにも苛立つ。なんで味方が多い場所でしか話せなかったのだろうか、本当に未だに許せない。何を許すのかも分からないが脱退を決めてからの行動が許せない。脱退以来きちんと姿を見ることもしなくなった。

NEWSに対しての失望によって心が折れ、脱退メンバーに対してのやるせなさと怒りを感じた私は、あの日を境にファンはファンでもライトなファンになっていった。ファンを辞めるつもりはなかったのだけれども折れた心がきっかけで長い間見ていた夢から覚めるように自然と気持ちが冷めていったのだった。

中3から高3まで毎日大好きだった人たちに対しての思いが一夜を境に無くなるなんて思いもしなかった。あの頃は早く二十歳になって加藤くんと同世代になりたかったし、結成10周年はLIVEに行きまくると思っていた。

けれど現実は17歳で掛け持ちをやめ加藤くん担から安田くん担になり、なりたかった二十歳になった時は安田くんと同世代と言える期間が数ヶ月しか無いことに嘆き、結成10周年は大阪公演に友達に連れて行ってもらい入り、初めて新しいNEWSを生で見て安心しただけだった。

あの一件から今でも強く思うことは、今応援しているグループが明日あるとは限らなくて、形や未来が変わってしまうときは突然来る。だから毎日毎日今好きな人たちを精一杯好きだなあ!と思うことが本当に貴重で幸せだな、ということだ。

あの日、NEWSに対しての消えてしまった好きだった思いを思い出すと一抹の悲しさを覚える。たぶんそれは目一杯応援しきれなかったからだと思う。活動がなさ過ぎて好きだとさけべる場所が、タイミングが無かった。だから安田くんや関ジャニ∞には、好きという気持ちの終わりが来た時に悔いが無いようにしようと思っている。

私は2015年11月28日0時31分の時点では、安田くんがむちゃくちゃ大好きで、本当にかっこよくて可愛くて人としても尊敬できる最高の担当だと思って応援してる。そして、メンバー全員三十路を過ぎて色気が増し、バンドは最近より一層上手くかっこよくなって、ダンスも躍らせたらむちゃくちゃかっこいいし、死ぬほど笑わせてくれる、不器用で器用で不真面目で真面目でかっこよくて面白い人たちが集まる関ジャニ∞が心の底から大好きだ。

この気持ちがいつまで続くかわからないけれど、今のところは安田くんがアイドルでい続け関ジャニ∞関ジャニ∞である限り変わらないと思っている。いつかくる終わりまで一生懸命好きでいたい。そうしていつか悲しくなったり後悔する時がこないようにしたい。

田口くんの一件もあり、いろいろとNEWSの脱退の件も思い出したタイミングだったのもあって、長々と書いてしまった。もう終わろうと思う。


P.S 

今でもNEWSがテレビに出ていたら見るし、2013年2015年のツアーは1回づつ行くぐらいには今も気になるグループです。あの時ほどの熱量はないけど、曲は好きだしメンバーの姿も見たい。そんなスタンスで応援してます。とくに、加藤くんが楽しそうに笑ってる姿を見るとホッとします。加藤くんにはアイドルとして芸能人として人として幸せになってもらいたい。